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尖圭(せんけい)コンジローマ

尖圭(せんけい)コンジローマ

尖圭(せんけい)コンジローマとは

尖圭コンジローマは、ヒトパピローマウイルス(HPV)によって引き起こされる性感染症です。性器や肛門の周りに、とがった形のイボができるのが特徴です。セックス経験のある人であれば誰にでも感染・発症する可能性のある病気ですが、20代の男女の罹患が最も多く、近年は若い女性の感染者が増加しつつあります。

5歳ごとにみた尖圭コンジローマ報告数

発症する原因

子宮頸がんと同じくヒトパピローマウイルス(HPV)が原因とされており、主に性行為などによってウイルスが皮膚や粘膜の小さな傷から体内に侵入し、感染・発症するケースがほとんどです。ウイルスの潜伏期間には個人差ありますが、感染してから数週間~数ヵ月後に発症することが多いです。
HPVには多くの種類があり、尖圭コンジローマを引き起こすのは主に6型と11型で、発がんのリスクは低いと言われています。しかし稀に子宮頸がんの発症リスクが高い16型や18型のウイルスと同時に感染することもありますので、女性の場合は特に放置せず早めに受診することをおすすめします。

主な症状

主に膣の入口や肛門付近、また性器の内側などに、ニワトリのトサカ(カリフラワー状)や乳頭のようなイボが発生します。イボの色は白・ピンク・褐色(黒っぽい茶色)・黒とさまざまで、大きさも1~3ミリ前後から数センチとさまざまです。基本的には痛み、かゆみなどはありませんが、放置するとイボの数が増えたり大きくなることがあります。

治療せず放置していると

尖圭コンジローマを治療せずに放置しているとイボが増殖を続け、尿道や肛門にまで到達すると治療が難しくなります。また、大切なパートナーにうつしてしまう恐れがあります。さらに妊娠中の方が感染すると赤ちゃんにまで感染させてしまう可能性があります。
尖圭コンジローマに罹った人の中から子宮頸がんを引き起こす悪性型のHPVも同時に発見されることもありますので、痛みやかゆみが無いからと放置せずに、心当たりのある人は早めに検査を受けるようにしましょう。

治療方法

スワイプしてご覧いただけます

塗り薬
(ベセルナクリーム)
イボやイボの周囲に、ウイルスに対する免疫力を高めウイルスの増殖を抑える効果のある軟膏を塗布します。
凍結療法
※当院では対応しておりません
-196℃の液体窒素でイボを凍結して取り除きます。少し冷たさと痛みはありますが、麻酔無しで行えます。
電気焼灼
(電気メス)
イボの周囲に麻酔を打ち、電気メスで切除します。
炭酸ガスレーザー蒸散
※当院では対応しておりません
イボの周囲に麻酔を打ち、レーザー光線で取り除きます。
外科的切除 イボの周囲に麻酔を打ち、専用の器具を使って切除します。

尖圭コンジローマは再発する病気です

尖圭コンジローマは治療でイボを取り除いてもウイルスが残っている可能性があり、15〜30%の確率で再発します。ですので治療後3か月は注意深く経過観察する必要があります。もし再発が疑われる状態であれば、すぐに受診して下さい。

自費・保険適用について

基本は自費診療ですが、もし症状があれば保険適用することができます。
もちろん症状が無くても検査可能ですので、違和感や不安を感じる時は早めに受診されることをおすすめします。

よくあるご質問

尖圭コンジローマはかかりやすい病気なのですか?
クラミジアや淋病・性器ヘルペスなどと同じく性感染症(STD)の中では代表的な病気で、尖圭コンジローマの人とセックスをすると感染率が60%~80%と非常に高いのも特徴です。
潜伏期間はどのくらいですか?
感染してから症状が現われるまで平均3か月、長い人では半年以上かかることもあります。
どのような自覚症状がありますか?
イボが出来ても痛みやかゆみといった自覚症状は出ないことが多いのですが、イボが大きくなったり発生した場所によっては痛みやかゆみを感じる事もあります。
イボを放置するとどうなりますか?
人によってはイボが増えたり範囲が広がったりします。尖圭コンジローマ自体は命に係わる病気ではありませんが、まれに子宮頸がんリスクの高いウイルスにも感染している可能性があります。また放置しているとパートナーだけでなく、妊娠中の人であれば生まれてくる赤ちゃんにも感染させてしまう恐れがあります。